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セマンティックなHTML要素を使う

意味のあるHTMLタグを使って、コンピュータにも人間にも分かりやすい文書構造を作りましょう。

セマンティックとは「意味的な」という意味です。

HTMLでセマンティックにマークアップするということは、見た目ではなく「意味」でタグを選ぶということです1

例えば

  • 文字を大きくしたいから <h1> を使う → ダメー
  • ページの主要な見出しだから <h1> を使う → ヨシ!

セマンティックなHTMLを書くと、以下のメリットがあります:

  • 検索エンジン: 正しく内容を理解して検索結果に表示
  • スクリーンリーダー: 視覚障害者の方が音声で内容を理解
  • ブラウザ: 適切なデフォルトスタイルを適用
  • 開発者: コードが読みやすくメンテナンスしやすい

現代のHTMLでは、文書の構造を明確にするための意味のあるタグが用意されています1

従来は全部 <div> で囲んでいたけど、HTML5では意味のあるタグで構造を表現できるようになったよ!

要素意味使用場面
<header>ヘッダーサイトのタイトルやナビゲーション
<nav>ナビゲーションメニューやリンク集
<main>メインコンテンツページの主要な内容
<article>記事ブログ記事、ニュース記事など
<section>セクション関連する内容のまとまり
<aside>補足情報サイドバーや関連リンク
<footer>フッター著作権情報や連絡先

<header> は、ページやセクションのヘッダー部分を表します。

header要素を使って、あなたの日記サイトのヘッダーを作ってみましょう:

以下のコードを参考に、自分のサイトのヘッダーを作ってみましょう:

<nav> は、ナビゲーションリンクの集まりを表します。

実践: nav要素でメニューを作ろう

Section titled “実践: nav要素でメニューを作ろう”

あなたの日記のナビゲーションメニューを作ってみましょう:

<main> は、ページの主要なコンテンツを表します。1つのページに1つだけ使用します。

実践: main要素でメインコンテンツを作ろう

Section titled “実践: main要素でメインコンテンツを作ろう”

main要素を使って、あなたの日記のメインコンテンツを作ってみましょう:

<article> は、独立した記事やコンテンツを表します。

実践: article要素で日記記事を作ろう

Section titled “実践: article要素で日記記事を作ろう”

複数の日記記事をarticle要素で作ってみましょう:

見出しタグは、文書の階層構造を表現するために使います1

実践: 見出しの階層を正しく使おう

Section titled “実践: 見出しの階層を正しく使おう”

正しい見出しの階層で、あなたの一日の記録を作ってみましょう:

見出しの階層ルール:

  • <h1> は1つのページに1つだけ(ページタイトル用)
  • 階層を飛ばさない(h1→h3ではなく、h1→h2→h3の順)
  • 見た目ではなく、論理的な構造で選ぶ

<p> タグは段落を表します。関連する文をまとめて1つの段落にします。

実践: 段落を正しく使い分けよう

Section titled “実践: 段落を正しく使い分けよう”

関連する文をまとめて、適切な段落を作ってみましょう:

これまで学んだ要素を全て使って、完成度の高いページを作ってみましょう

セマンティックHTMLのベストプラクティス

Section titled “セマンティックHTMLのベストプラクティス”

よいセマンティックHTMLを書くためのポイント:

チェックリスト

  • ページに <h1> は1つだけ
  • 見出しの階層を正しく使用(h1→h2→h3の順)
  • <main> はページに1つだけ
  • 意味のない <div> の代わりにセマンティック要素を使用
  • リンク集には <nav> を使用
  • 独立したコンテンツには <article> を使用

チェックポイント!

  • セマンティックなマークアップの意味を理解した
  • HTML5のセマンティック要素(header、nav、main、article、section、aside、footer)を理解した
  • 見出しタグ(h1〜h6)の正しい階層構造を理解した
  • 段落タグ(p)の適切な使い方を理解した
  • 意味のあるマークアップでコンテンツを組み立てられる
  1. HTMLの要素を表すタグ - esa#1040 2 3

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